2010年iPad発売当時、ZUGU創業者のティム・エンジェルは、いろいろなiPadケースを見ながら、このままではiPhoneを立てたまま使えないイライラをiPadでも抱える事になるだろうと気づきました。ティムは画面が大きいほどその問題も大きくなるだろうと考え、それをなんとか解決しよう決意しました。こうしてZUGUが生まれたのです。
25歳の自称発明家、起業家の自分自身を証明しようと、彼は世界で最も革新的な調整可能スタンド付きiPadケースを創り出すため何が必要なのかを追求することを決意しました。 その日以来、彼は美しさと機能のバランスを両立したiPad保護ケースの創造を追求し続けています。
このチームなしでは今日のZUGUはありません。チームメンバーは皆、家族同様です。
創始者ティムが辿った道のり
2009年末、25歳だったティムは両親の離婚に伴い、家族でやっていたビジネスでのフルタイムの職を失いました。家賃や彼個人の借金を支払うため収入が必要となりましたが、高校の卒業資格すらもっていないティムは厳しい現実に直面しました。 彼は時給8ドルで運送会社UPSに雇われましたが、自宅に帰る道すがら、最低賃金で働き続けても更に借金が増えるだけだということに気づきました。そこで彼はすぐに会社に電話し辞職します。
ティムはこの時、ずっと夢見ていた起業家になる決意をします。しかしまずどこから始めたらよいかわからず、彼は家具や家財道具を再販して利益を得ようと広告ウェブサイトCraigslistやガレージセールを試しました。しかし残念なことに、それらの利益では公共料金を支払うには十分でなく、彼はアパートから出て家族や友人宅のソファで寝る日々を過ごしました。
ティムはいつもApple製品のファンでした。彼はiPadの発売を心待ちにしていて、iPad用アクセサリーを探しながら、明らかなギャップに気づいたのです。 並外れて素晴らしいiPadケースが見つからなかったのです。その時彼はひらめき、新しく素晴らしいiPadケースを自分で作って販売しようと決意しました。
ティムはいつも発明に強い情熱を持っていたので、iPadケースを作ることは彼にぴったりの作業でした。深夜のアイデア会議を数週間続けたのち、ある朝ティムは徹夜明けの早朝5時に、ついに板紙で作った最終プロトタイプを完成させました。
彼はその新しいiPadケースのデザインと機能性に自信があったにもかかわらず、そのアイデアに資金を提供してくれる投資家を探すことができませんでした。 彼は自ら行動を起こすことに決め、自分が所有していたテレビ、ダートバイク、ベッド、スピーカーなどすべてを売り、6,000ドルを集めることができました。そして2010年3月16日、彼の新しく頑丈なiPadケースの製造メーカーを探す2か月の旅に出ることを決め、中国への航空券を購入しました。
その後、ティムの情熱、コミットメント、真摯な姿勢に心打たれた親友の父親がティムに投資することを決め、7万ドルの小切手を書き、握手と共にティムに手渡しました。そしてZUGUは生まれました。
諦めない粘り強さがパーフェクトへの近道
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2010年 - ZUGUの創設者ティムは製造メーカー探しを目的に中国に2ヶ月間滞在するため旅立ちました。 彼は自分の目標を達成しようと強い意志をもって中国に到着しましたが、 それは簡単な事ではないとわかります。 ティムは中国に知り合いが一人もおらず、また現地で英語を話せる人を誰も見つけられなかったので、ホテルに到着するだけでも5時間かかりました。
ティムはついに優れた製造メーカーを見つけることができました。 ティムは、日中は工場内でプロトタイプ作りに専念し、夜はホテルでインターネットで中国語の勉強をしました。 朝から晩までノンストップで数週間働いた後、ティムは喉の感染症、副鼻腔感染症、肺感染症、そして2度も耳の感染症にかかってしまいました。数週間の間にティムは病院に5回も通いましたが、その間にも作業をやめることはありませんでした。
4月 - 最終サンプルが承認された後、工場で生産が開始されました。工場で働く人たちをより理解し、彼らから信頼を得るために、ティムは他の労働者と同じように組立ラインで一日働くことにしました。工場のスタッフたちは、驚きながらも感謝していました。
6月 - 最初の製品の船積みがカリフォルニアに到着しました。当時ティムの主な焦点はマーケティングで、予算ゼロまたは低予算で可能なオンライン上のマーケティング/宣伝活動に多くの時間を費やしていました。その甲斐あって、Orange County Register、Tuaw(AOL Tech)、Macworld、Good Morning America、Rush Limbaughなどで彼のユニークなiPadケースについての記事が掲載されたり、テレビ番組で紹介されたりしました。 ビジネスが軌道に乗り始めたところで、ティムは次のモデル開発に取り組むために1ヶ月半中国に戻りました。
友人や投資家への負債を返済するまでの一年以上の間、中国ではホテルの部屋に住み、カリフォルニアでは友人宅のソファ寝泊りをしていました。
2011 - 当初の7万ドルの借金をすべて返済し終わりました。 ティムはニュースサイトを通じて広告宣伝を続けることに限界を感じ、有名なユーチューバーにコンタクトをとりケースについてYouTube上で話してもらうよう頼みます。 非常に有名なレビュアーのunbox therap、soldier knows best、 TechnoBuffaloなどから製品レビューをたくさんもらうことができました。しかし、その年末までに売り上げが減少したところで、ティムはかなりクレイジーなことをします。ハワイに飛び数時間ハイキングして溶岩の流れを見つけ、溶岩にiPadを落としたのです。その様子を写した動画はインターネット上で急速に広がり、650万回の再生回数を記録しました。
2013 - 最初のProdigyケースが発表され、良い反応は得られましたが、世間から高い評価を得ることはできませんでした。 それからゆっくりとさらに多くの負債に向かっていきました。 売り上げを上げるために必死な状況で、彼はさらにお金を借りCESトレードショーに出ましたが、残念なことにそれは完全な失敗に終わり、結果6万ドルが無駄になりました。ティムは従業員を解雇したり、給与を下げたりしなければならなくなりました。解決方法があまりない中、生き残るために何か大きな変化が必要であることは分かっていました。そこで販売代理店を通さず、ウェブサイトとAmazonから直接顧客に販売することを決めました。
2014年 - 宣伝費が乏しい中、ティムのマーケティング予算ゼロルールを変更する必要があることは明らかでした。顧客に直接販売することによって出た利益をAmazon広告に投資することに決め良い結果がで始めました。Amazonでの販売はすぐにビジネスでの成功をもたらし、ついにZooGueは20万ドル以上あったすべての債務を完済することができたのです。
2015年 - 2016年 - Amazon広告キャンペーンの調整・最適化を続けながら、ZooGueは着実に成長していきました。 ティムは多くの時間をiPadケースの改良に費やし、会社名をZUGU CASEに改称することに決め、新バージョンのProdigy Exec Caseをリリースしヒット商品になりました。
2017年 - 新デザインのGeniusモデルが発売され、一部の人はそれを気に入っていましたが、Prodigyの成功とは比べ物にならなかったため、Prodigy以外のすべてのケースの販売を中止することに決めました。 Prodigy一つにすべてを賭けることに決め25万ドルを借り、すべての時間と努力を 新しいProdigy Xを世界ーのケースにするための開発に注ぎました。私たちの血と汗と涙の結晶であるProdigy Xのケースはこれまでにないものです。私たちの過去7年間に達成したすべての販売実績をすでに破り、わずか2ヶ月で25万ドルの負債を返済することができました。
2018 - 私たちは新しいウェブサイトを立ち上げ、さらに複数の国々のAmazonで展開を始めました....現在さらにビッグな計画を準備中です。乞うご期待。